妊娠中の働き方で注意したいこと
働く女性の日常シリーズ第2回!
妊娠時期で体調が変化していくため、一日のタイムスケジュールは時期別に調整していました。
母たちからはよく「胎教に悪いからもっとゆっくり過ごして」と節々で言われましたが、最初はいまいちピンとこなかったり…。
胎教によい働き方って何だろう?注意しておくことって具体的に?と悩んでいる方に向けて、
実際の一日の過ごし方、気を付けたこと、使ってよかったアイテム、やっておいてよかったことなどをシェアしてみようと思います!
体調優先のスケジューリングが基本
妊娠が発覚したらとにかく体調優先。妊娠初期は9週の壁、12週の壁など特に気を付けたい時期とされています。
参考:妊娠の壁一覧!出産までいくつある?流産しないための過ごし方も解説 | トモニテ
「働かないと収入が減ってしまう」「妊娠中でもキャリアを維持したい」「一度離れてからの正社員復帰は厳しい」などの理由から仕事との両立を考えるのは自然なことです。

わたしもどうやったら長いスパンで子育ても仕事も両立できるのか、妊娠前も妊娠中もずっと考えては悩んでいました。
ただ、赤ちゃんがお腹の中で居心地のよい環境を作ってあげるためには、体調優先のスケジューリングが大切です。
胎教のために避けたい働き方・習慣
胎教とは以下のように言われており、
一般に妊婦が精神の安定に努めて、胎児によい影響を与えようとすることである。
Wikipedia:胎教(最終更新2025年5月20日閲覧)
胎教の効果は以下のように記されています。
- 夜泣きをしない。
- 情緒の安定した子に育つ。
- 比較的安産の傾向にある。
- 親子、夫婦、家庭の絆を形成する。
これらの項目は十分な科学的根拠に基づいているとは考えにくい面があるが、近年、産婦人科医などが著書で臨床事例を発表するなどしている。
Wikipedia:胎教(最終更新2025年5月20日閲覧)

胎教って話しかけたり、英語の歌を聞かせたりして言語学習効果を得るなどの意味ではなく、ママがリラックスしてよい影響を与えることだったんですね。
つまり、胎教のために避けたい働き方は、無理をすること、ストレスを溜めることです。
- 残業で帰りが遅い毎日が続き、疲労困憊する。
- 収入や今後のキャリアを考えてひどく不安になる。
- 仕事優先で3食がおろそかになる。
- ストレスでイライラ・情緒不安定になる。
- 家族との仲が悪くなってケンカばかりになる。
- 気を紛らわせるために暴飲暴食する。
- 夜もリラックスできず、なかなか寝付けない。
赤ちゃんへの悪影響を避けるためにこれらの習慣は見直す必要があります。
妊娠初期のフリーランス妊婦の一日
※ここからは私の実体験になります。
実際の一日のスケジュール例

気を付けていたこと
グラフの通り、妊娠初期は午前中のみ仕事をしていました。
午後はほぼ毎日、睡魔に襲われて昼寝をしていました。これもホルモンバランスの影響だと割り切って、疲れたら休む、眠い時は寝るを徹底していました(笑)
この頃は、体調の変化を自覚していたため、仕事をセーブすることに対して罪悪感や焦りなどは特に感じませんでした。
自由時間では、映画を見たり、妊娠について調べたり意識的にゆっくり過ごしていました。

SNSやネットには色んな情報が溢れ返っており、最初は検索魔になっていました。不安になりすぎないよう調整したいものです。
使ってよかったアイテム
- 気持ち悪くなったら食べる飴やグミ
- 水ボトル
- デスク用パネルヒーター(冬季)
悪阻はほぼありませんでしたが、仕事中は空腹になると気持ち悪さを感じました。普段は飴やグミはほぼ食べないのですが、この頃は好んで食べていました。
水分不足でも体調が悪化するため、こまめに水分補給をしました。
妊娠初期は真冬の時期だったため、冷え予防でデスクワーク中も防寒対策を徹底しました。
実際に使用していた暖房器具はこちら↓
妊娠中期のフリーランス妊婦の一日
1日の過ごし方・仕事のペース

妊娠中期は、体調が安定していたため、午後も仕事を入れ始めました。
ただ、時間で管理する栄養指導はなるべく早い時間までとし、午後はクラウドワークスやブログ執筆など時間に縛られない仕事を掛け合わせていました。
「複業」を目指していたため、栄養指導以外に産後の収入源になりそうなものを模索する時間にしていました。
胎教や感情との向き合い方
フリーランスは産休・育休がないため、この時期に可能な限り働くことは心の安定でした。
自分の力量で黙々と作業できるフリーランスの働き方は、妊娠との相性がよいと感じています。
また、胎教や感情の安定化に繋がることは、趣味の時間を持つことでした。わたしはもともと裁縫が好きだったので、暇さえあればベビー服作りに夢中になっていました(笑)
作成中は無心になれて、着せる楽しみから自然と赤ちゃんを意識するため、わたしにとってよい胎教になっていたと思います。
この時期にやっておいてよかったこと
- ストレッチやヨガ
- 平日の夜や休日に夫と散歩に出かける
- やりたかった新しいことを始める
昼食後や寝る前に10~20分程度のヨガをすることで気持ちも身体もリラックスできました。また、安産には呼吸法と柔軟性も大切と聞いていたので、意識的に身体を動かしていました。
在宅ワークは運動不足になりがちのため、外に歩きに出るのもよかったです。もともと夜のジョギングがストレス解消だったので、夜風に当たるだけで最高!夫婦の時間も作れて、よいリフレッシュになりました。
この時期は、妊娠初期よりも仕事量を増やしていたといっても、体調優先なのは変わりません。
本業に疲れたときは、興味のある副業について調べたり勉強したり、今後に繋がる新しいポジティブなことを楽しんでいました。
妊娠後期のフリーランス妊婦の一日
妊娠後期も中期とほぼ変わらないスケジュールで動いていましたが、午後の仕事時間は体調に合わせて無理のない程度に調整していました。
初期と異なる部分は、休憩や寝ている時間を増やすのではなく自由時間をより多く持つことです。
わたしは朝方人間のため、午前中は固定で働き、午後で調整するパターンが合っていました。
出産前休業は産休制度と同時期に
やろうと思えば出産ギリギリまで働けてしまうフリーランスですが、わたしは妊娠34週(出産予定日の6週間前)から休業を予定しました。
国としてもこの時期からの産休取得を示しています。
フリーランス妊婦の心得は、できてしまうけど無理に仕事を詰め込まないことだと思います。
時には雇用労働の規則や慣習にならったスケジューリングが効果的です。
妊娠中の胎教に良い働き方とは?
胎教についての情報はたくさん出ていますが、科学的根拠や確定的なものは少ないように感じています。
実際に働きながら妊娠時期を過ごした過程で感じたことや思ったことから考えてみようと思います。
ストレスを減らす時間の使い方
ストレスを減らす時間の使い方として、妊娠時期別の体調変化に応じたスケジューリングは有効だったと考えます。
休みたいときに休めない、寝たいときに寝られないなど、思うように調整できない状況がストレスを増強させます。
柔軟な職場環境や、家事などやらなきゃいけないことに対する家族のサポートがとても重要です。
感情を育む習慣
ママとしての感情が芽生える時期や程度には個人差があると思います。
わたしは正直、妊娠初期の頃は、お腹の膨らみも胎動もなく、本当にいるのかな?生きてるのかな?と妊婦の自覚が持てませんでした。
妊娠時期が進むにつれて少しずつ自覚が生まれ、お腹に話しかけたり、好きな音楽を一緒に聞いたり、お腹をさすったりポンポンしたり、徐々に繋がりを大切にするようにしました。
そんなふうにママもお腹の赤ちゃんも一緒に、いろんな感情を育んでいくのだと感じています。
お腹の赤ちゃんのためにしてあげたいな、何となくこうしたら自分もいい気持ちになれると思うことが胎教によい習慣なのだと信じています。
自分をいたわることで赤ちゃんもリラックス
日々の仕事を夢中でこなしていると、自分をいたわること、忘れがちになりますよね。
お腹の赤ちゃんを思ってあれこれ頑張るだけでなく、ママが自分をいたわることも、赤ちゃんへゆったりしたよい影響をもたらす方法なのでしょう。
たまにはご褒美で好きなものを食べたり、頑張りすぎていたら少し手を止めてみたり。
自分自身をいたわることで、赤ちゃんもハッピーになるならいいこと尽くしです!
まとめ
フリーランス妊婦の在宅ワークの一日から胎教によい働き方を考えてみました。
結論としては、無理はしない、ストレスは溜めないけど、やりたいことはやる!でしょうか。
あとは、なるべくリラックスして気持ちのよい習慣を赤ちゃんと一緒に行うことが「よい胎教」なのかな、と思います。
さて、働く女性の日常シリーズもいよいよ次が最終回です。
次回は、管理栄養士らしく「妊娠中の食事記録、おすすめの食べ物」をお届けします。
お楽しみに!
Comments